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活動内容

バングラデシュ・岩本直美(看護師)

岩本直美ワーカーは、2022年7月にバングラデシュ北部に位置するディナジプールに派遣されました。PIME(ミラノ外国宣教会)が始めた、知的障がいのある子どもとその家族を支援する「JOYJOYプロジェクト」でプロジェクト・ディレクターとして活動しています。

ディナジプール市内には障がい児のための学校がありますが、2022年5月のJOYJOYプロジェクト事前調査時には、貧しい家庭の子どもたちが通っている様子や、適切に運営がなされている状況は見受けられませんでした。


JOYJOYプロジェクトには、特に貧しく、教育の機会が制限されている子どもたちが参加しています。2024年1月現在、登録者数は54名です。内訳は3~14歳の知的・発達障がい児童45名と、10代後半~20代前半の青年男女9名です。

子どもたちは、デイケア施設に電気自動車による送迎サービスで通い、朝10時から午後3時半まで過ごします。施設に到着後は、3つのグループ(多動な子どもたちのチョウチョ組、丈夫な子どもたちのいるライオン組、繊細なケアを必要とするトラ組)に分かれ、全体活動やグループ活動に参加します。子どもたちの一人一人の多様なニーズに応えられるよう、個別目標に沿った活動もおこなっています。

また、子どもたちの家族は、定期的に開催される母親の会、父親の会に参加しています。孤立しがちな保護者の貴重な話し合いの場、バングラデシュの障がい者の権利について学ぶ場となっています。

JOCSでは現在、2025年6月までの予定でこのプロジェクトを支援しています。
これからもお祈りとご支援をいただけますよう、よろしくお願いいたします。

派遣先:PIME(ミラノ宣教会)

1850年にイタリアで創立されたカトリックの教皇庁立外国宣教会です。
バングラデシュを含む18カ国で宣教とチャリティー活動をおこなっています。
バングラデシュのチャリティー活動では、ハンセン病患者の治療や予防教育、結核対策、
孤児や困難にいる女子のための寮の運営、若者の教育支援等をおこなっています。